相思相愛・夫婦の日常~ひか♡ちな編~
光琉の、何を考えてるかわからない声と表情。
こんな光琉は、見たことがない。
「ちなちゃん、毎日俺に抱きついて匂い嗅いでるでしょ?」
「う、うん」
「その時、俺も匂い嗅いでるんだよ?」
「え?」
「ちなちゃんはきっと、そうやって俺の匂いで癒されてるんだろうけど……
俺は違う」
「え?え?」
「ちなちゃんが、俺に内緒で“俺以外の人間に会ってないか探るため”
そのために嗅いでる」
「………」
「きっとこの匂いって、永幸だよね?
はっきりはわからないけど、香水みたいな匂いがする」
「………」
(確かに、永くんから香水の匂いしたかも?)
「フフ…ほんと、わかりやすいね!
ちなみに、すみれちゃんと会ったって言う日は、ちなちゃんからコーヒーの匂いするんだよ?
雷武と会った日は、雷武の煙草。
リナさんがいる時は、リナさんの香水の香り。
親父は親父の煙草でしょ。母さんの時はわかんないかな?母さんは香水とかつけないし。
で、何処にも出掛けてない時とか、ただ買い物に出掛けた日は、ちなちゃんそのモノの香りがするんだ。
流石に何処に出掛けたかはわからないけど、誰かと会った日はわかる」
「そ、そうなんだ…」
「今日、ちなちゃんが抱きついてきた時、すぐにわかった!
すみれちゃんと会ったの、嘘なのかなって」
「え!?嘘じゃないよ!?
ほんとに、すみれちゃんと会ったよ!
ただ、永くんもいたってだけで……」
「うん、わかってる。
ちなちゃん、嘘つけないし」
「………」
「ねぇ、永幸とどんな話したの?
全部教えてよ」
「………言いたくない」
「は?どうして?」
「今日のひかくん、怖い!」
「は?
じゃあ…俺に怒られるような話したの?」
「そんなことしない!
“話せない話”なんかしてない。
でも、話したくない!!」
千波が、涙目で鋭く見上げる。
「………」
光琉は、ゆっくり千波から離れた。
こんな光琉は、見たことがない。
「ちなちゃん、毎日俺に抱きついて匂い嗅いでるでしょ?」
「う、うん」
「その時、俺も匂い嗅いでるんだよ?」
「え?」
「ちなちゃんはきっと、そうやって俺の匂いで癒されてるんだろうけど……
俺は違う」
「え?え?」
「ちなちゃんが、俺に内緒で“俺以外の人間に会ってないか探るため”
そのために嗅いでる」
「………」
「きっとこの匂いって、永幸だよね?
はっきりはわからないけど、香水みたいな匂いがする」
「………」
(確かに、永くんから香水の匂いしたかも?)
「フフ…ほんと、わかりやすいね!
ちなみに、すみれちゃんと会ったって言う日は、ちなちゃんからコーヒーの匂いするんだよ?
雷武と会った日は、雷武の煙草。
リナさんがいる時は、リナさんの香水の香り。
親父は親父の煙草でしょ。母さんの時はわかんないかな?母さんは香水とかつけないし。
で、何処にも出掛けてない時とか、ただ買い物に出掛けた日は、ちなちゃんそのモノの香りがするんだ。
流石に何処に出掛けたかはわからないけど、誰かと会った日はわかる」
「そ、そうなんだ…」
「今日、ちなちゃんが抱きついてきた時、すぐにわかった!
すみれちゃんと会ったの、嘘なのかなって」
「え!?嘘じゃないよ!?
ほんとに、すみれちゃんと会ったよ!
ただ、永くんもいたってだけで……」
「うん、わかってる。
ちなちゃん、嘘つけないし」
「………」
「ねぇ、永幸とどんな話したの?
全部教えてよ」
「………言いたくない」
「は?どうして?」
「今日のひかくん、怖い!」
「は?
じゃあ…俺に怒られるような話したの?」
「そんなことしない!
“話せない話”なんかしてない。
でも、話したくない!!」
千波が、涙目で鋭く見上げる。
「………」
光琉は、ゆっくり千波から離れた。