相思相愛・夫婦の日常~ひか♡ちな編~
なんとか雷武を説得し、光琉と千波は役所近くのカフェにいた。

「はい!
ここ、名前書いて!
あとは全部、埋めてるから」

婚姻届を、テーブルの上に置く光琉。
ほとんど書かれていて、あとは千波が名前を書くだけだ。

「あ…証人、ママが書いてくれたの?」

証人の欄には、翔琉とリナが署名してくれていた。

「ほら、雷武にはまだ認めてもらってなかったし!
リナさんは最初から“光琉くんならいいよ”って言ってくれてたんだ。
“必ず、認めてもらうから”ってお願いしたら、書いてくれた!」

「そっか!
フフ…」

千波はペンを握り、丁寧に“白﨑 千波”と書いた。

そして“井澤 光琉”と“白﨑 千波”の文字を指でなぞった。

「ちなちゃん?」

「夢みたいだなって…!」

「うん、そうだね!」

「私、頑張るね!」

「ん?」

「ひかくんをちゃんと支えられるように!
私、何も出来ないけど…精一杯頑張る!」

「うん!
俺も、ちなちゃんを幸せにしたい……!」

微笑み合い、光琉が「渡したい物がある」と言って、指輪の箱を出した。

「え……これ…」

「あ、実はこれ…ちなちゃんへの成人式のお祝いなんだ…!」

「え?」
(でも、ペアリング…)

「まさか、今日許可をもらえるなんて思わなくて……
あの時“成人式に結婚しよ”ってカッコいいこと言ったけど、やっぱそんな簡単じゃないよね…って思ってたから。
でも、婚姻届はいつも持ち運んでたんだ。
これを持ってると、頑張れるから。
で、ペアリングなのは、ちなちゃんとお揃いが欲しいなって思って!」

「そっかぁ!
フフ…結婚指輪だね!
ありがとう!
ひかくん、つけて?」
そう言って千波は、左手を出した。

緊張した面持ちで、光琉は千波の左手の薬指に指輪をはめた。

「ぴったり!ありがとう、ひかくん!」

「うん!俺にもつけて?」
千波も光琉の左手の薬指に指輪をはめた。

光琉がそのまま、千波の手に指を絡める。
「ちなちゃん、ありがとう!」

「え?お礼を言うのは、私の方だよ?」

「ううん!
ありがとう!俺の…俺なんかのお嫁さんになってくれて……!」

「……??ひかくん?」 

「ちなちゃん、大好き……!」

「え?え?///////」


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