相思相愛・夫婦の日常~ひか♡ちな編~
そこに………
リナのスマホが鳴りだした。

「ん?
あ、ちーちゃんだ!」

「ちな!?」

「もしもし?
―――――うん、うん。フフ…そっか!
―――――ん?あー、確かに(笑)わかった!ママに任せて?」

通話を切ったリナに、雷武が食らいつくように声をかける。
「ちな、何だって?
“パパ、迎えに来て!”とか?」

「………はぁ…
今日、光琉くんのマンションに泊まるって!」

「………は?なんで!!?」

「そんなの、光琉くんと離れたくないからに決まってんでしょ?」

「ダメに決まってんだろ!!
つか、なんで“俺に”連絡しねぇんだよ!!」

「雷武に言ったら、100パー反対されるからでしょ?」

「今、光琉のマンションにいるんだよな?
迎えに行くぞ、リナ!」

「タクシーで?」

「は?ちなのためなら、飲酒運転くらい…」

「はぁ!?
こんの…バカ!!!
飲酒運転は犯罪なんだよ!!
私と千波を犯罪者の家族にすんのか、ボケ!!」

リナも、元・不良。
つい、言葉が乱暴になる。
それを、里海が落ち着けるように背中をさする。
「リナちゃん、落ち着いて?」

「あ…里海ちゃん、ご、ごめんね!
つい……」

「ううん!」

「リナは良いのかよ!!」

「良いわよ、光琉くんなら。
もう、二人は夫婦よ?
良いじゃん!」

「………」

「雷武」

「何だよ、翔琉」

「光琉のことじゃなくて“ちなのことを”信じてよ!」

「え?」

「光琉を選んでくれたのは、ちなでしょ?
光琉は、確かに恐ろしい奴だけど…“一度決めたことは絶対にやり遂げるし、大切な人を傷つけたりしない”
だからちなも、好きになってくれたんだと思う」

「………そうだよな…!
悪かった!光琉を疑うようなこと言って…」
シュン…と肩を落とす。

「フフ…そんな落ち込まないでよ!(笑)」
「雷武くん、可愛いね(笑)」

「ほら、雷武!
帰りましょ?」
「あぁ…」

翔琉と里海はクスクス笑いながら、リナに連れられて帰る雷武を見送ったのだった。


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