上司と始める秘密の子作り契約?!~あなたのことを好きになってもいいですか~
 声を上げた私に目を丸くしている不破さんはぽつりこぼす。

「それどっちかっていうと男が言うセリフじゃない?」

「とりあえず道の真ん中で叫ぶな」と、腕を引かれながら隅に連れられる。

「……部屋は、ダメってこと?」

「ダメです」
 
「なんで」

 なんでってこっちが聞きたい。

「そんなお部屋にまで踏み込むつもりはありません!!」

「……嫌ってこと?」

「嫌です!」

 ハッキリ言ってしまった、その言葉が不破さんにどう伝わるかも考えもせずに。

「嫌ですよ、無理です……そんな……」

 部屋なんかに招き入れてもらって自惚れるのが怖い、自分が特別な存在だと思い込んでしまう、それくらい舞い上がるのが目に見えている。

「ラブホにしてください!お願いします!!」

「声でかいよ」

「……っ!!」

 言われて思わず口を両手で塞いだが後の祭りだ。
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