上司と始める秘密の子作り契約?!~あなたのことを好きになってもいいですか~
今さらだ、今になってやっと気づく。あかりはもう不破が好きだ。
あなたの子供が欲しいです、産ませてください、認知もしてください。
そしてあなたも好きなんです。
そんなことが言えるわけがない。そんな女を孕ませたくはないだろう。
不破はそんな女はきっと求めていないはずだ。
結婚も考えていない、都合のいい女が欲しいと言ってたじゃないか。
だから関係が続いた、関係が始まった。自分たちの中で気持ちを通わせる関係性なんか初めからなかったし、それこそ不要なものだ。
なぜ気づけなかったのだろう。
不破を好きになるかもしれないと、好きになると、なぜ考えることもしなかったのだろう。
(馬鹿だ、私――)
気持ちを確信したらいてもたってもいられなくなり、あかりはそのまま逃げるように黙ってオフィスをあとにした。小走りで廊下を抜けるとドロッとした不快感を感じて下腹部の異変に気付く。
(――あ……)
自分の意志では止められない流れ出てくるモノ、それを感じたら途端に湧き上がってくるお腹の鈍い痛み。
滲んでいた瞳からぽろりと涙が零れ落ちて、あかりは静かな廊下で立ちすくんで泣いてしまった。
あなたの子供が欲しいです、産ませてください、認知もしてください。
そしてあなたも好きなんです。
そんなことが言えるわけがない。そんな女を孕ませたくはないだろう。
不破はそんな女はきっと求めていないはずだ。
結婚も考えていない、都合のいい女が欲しいと言ってたじゃないか。
だから関係が続いた、関係が始まった。自分たちの中で気持ちを通わせる関係性なんか初めからなかったし、それこそ不要なものだ。
なぜ気づけなかったのだろう。
不破を好きになるかもしれないと、好きになると、なぜ考えることもしなかったのだろう。
(馬鹿だ、私――)
気持ちを確信したらいてもたってもいられなくなり、あかりはそのまま逃げるように黙ってオフィスをあとにした。小走りで廊下を抜けるとドロッとした不快感を感じて下腹部の異変に気付く。
(――あ……)
自分の意志では止められない流れ出てくるモノ、それを感じたら途端に湧き上がってくるお腹の鈍い痛み。
滲んでいた瞳からぽろりと涙が零れ落ちて、あかりは静かな廊下で立ちすくんで泣いてしまった。