上司と始める秘密の子作り契約?!~あなたのことを好きになってもいいですか~
 あれから不破と身体を重ねることはない。

 プロジェクトに追われる不破が目に見えて忙しいのもそうだが、あかりも本田のヘルプに回ることが増えて自身の抱える仕事と追われることになる。仕事が忙しいと気持ちが紛れていい、そう思うのに、ふとしたときに襲ってくる寂しさがたまらなかった。

 孤独。
 また孤独が襲ってくる。

 人肌に触れて前よりも寂しい、自分を求めてくれる手が離れたことが孤独を突きつけてくる。

 不破に抱かれてからあかりは幸せだった。
 
 不破のために下着を買い、喜んでくれるかと考えて迷えること。

 毎日の髪の手入れも丁寧になった。寝るのもなるべくゴールデンタイムに寝るように心がける。食事も少し気を付けるようになった。雑だった自分への暮らしがあきらかに丁寧になりつつある。

 それは人として女として満たされる気持ちが湧いた。

 誰かのために生きる、それを感じて幸せだった。
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