上司と始める秘密の子作り契約?!~あなたのことを好きになってもいいですか~
「はははは!」
 
 場所など関係ないのか、不破が声を上げて笑うのであかりもなんだかムキになる。

「笑い事ではなく!大事な話です!」

「確かに。その辺はちゃんと話して決めとかないとダメだよな。くくく……天野って面白いな」

「どこがですか?こういうことはちゃんとしないと絶対に揉めますから。そうなったとき弱いのは私の方で、部長と裁判になったら私が負けるのは目に見えてます」

「わかった。きちんとお互いの意向はすり合わせよう。それよりも天野の言い分ってそこなの?俺と寝ることに抵抗はないの?嫌じゃないの?」

 問われて口を噤んだ。

 抵抗があるかないかと聞かれたら、ないわけではないが不破が嫌だと思う気持ちは一切ない、それくらいあかりにとって不破は好意的な男性だ。

「……嫌なことはなく……むしろ遺伝子的にも申し分ないです」

「天野さ、マジでおもしろいな」

「DNAが優秀な人は子供にとっては最強の強みです、願ってもいないお話です」

「――取れた。それゆっくり飲んで待ってろ」

 (え?)
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