上司と始める秘密の子作り契約?!~あなたのことを好きになってもいいですか~
そう言って不破がいきなり席を立ったと思ったら会計に向かってしまった。その後ろ姿を遠目に見ながら言われた通りワインを口にした。ちびちびと飲みつついつのまにか空になったグラスにしょんぼりと肩を落とした。
(結局味……全然わかんなかったな)
飲みながらぼんやりもしていたんだろう、不破が席を立ったのがどれくらいの時間だったのか。ハッとしても隣に不破は戻っていない。慌ててあかりも席を立ち荷物を取ろうとしたらその荷物はちょうど戻ってきた不破の手に奪われた。手持ち無沙汰になった手が不破の少し冷たい大きな手に包まれてぐっと引かれたからあかりは思わず声を上げた。
「ぶ、部長?あの……」
「言っとくけど、スイートじゃないぞ」
「へ?!あの、きょ、今日?今から?」
「今日が一番若いだろ?色々と」
それはそうだが、とあかりは思う。それにしたって性急すぎる。話してすぐに出来るものでもない。携帯でなにやら操作していたのはこれだったのかと間抜けながら今気づく。
「部長!本気なんですか?!」
(結局味……全然わかんなかったな)
飲みながらぼんやりもしていたんだろう、不破が席を立ったのがどれくらいの時間だったのか。ハッとしても隣に不破は戻っていない。慌ててあかりも席を立ち荷物を取ろうとしたらその荷物はちょうど戻ってきた不破の手に奪われた。手持ち無沙汰になった手が不破の少し冷たい大きな手に包まれてぐっと引かれたからあかりは思わず声を上げた。
「ぶ、部長?あの……」
「言っとくけど、スイートじゃないぞ」
「へ?!あの、きょ、今日?今から?」
「今日が一番若いだろ?色々と」
それはそうだが、とあかりは思う。それにしたって性急すぎる。話してすぐに出来るものでもない。携帯でなにやら操作していたのはこれだったのかと間抜けながら今気づく。
「部長!本気なんですか?!」