上司と始める秘密の子作り契約?!~あなたのことを好きになってもいいですか~
 その横顔は凛としているのにやはりどこか切なげで……不破は見つめてしまう。あかりの横顔を、この横顔を自分に向けさせたい、そう思った。

「こんな興奮した夜にはちょうどいい風です、気持ちいい……」

 薄暗い中、庭園を照らしている照明が反射されてあかりの白い肌を照らす。

「部長は……部下のためならここまで体を張れるんですか?」

 あかりの問いに不破が笑った。

「そんなこともないよ」

「私にしかメリットがありません」

「……そんなこともないよ」

 不破は同じことしか言わない。

「部長のメリットはなんですか?」
 
 あかりにまっすぐ見つめられて不破は考える。ここであかりが好きだと告白したらどうなるだろう、と。
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