上司と始める秘密の子作り契約?!~あなたのことを好きになってもいいですか~
 あかりは逆に戸惑ってこの関係を断るかもしれない。好意を感じたら離れられそうな気がした。不破の気持ちを利用する、そう取りそうで気持ちを晒すことが得策とは思えなかった。

 (できるなら天野から俺と離れられないって思ってほしいんだよな)

 不破の思いはまだ言えない。
 あかりが不破を意識して求めているとわかるまで――この気持ちは言わずにいる。

「都合のいい女が欲しいんだよ」

 あえてそんな雑な言葉で片付けた。不破の口から放たれるにはあまりに乱暴でショックな言葉で、あかりはその瞬間内心ガッカリした。その顔がそのまま出たのだろう、不破がフッと笑って言ってくる。

「精子売ってくれる男の方がマシだった?」

「……セフレが欲しいってことですか?」

「セフレっていうか……セフレになんのかな、この関係って」

 不破の手があかりの頬に伸びてきてそっと触れられた。あかりはそれに瞬間身体をびくりと跳ねさせた。
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