上司と始める秘密の子作り契約?!~あなたのことを好きになってもいいですか~
 あかりの問いに目を丸くする不破だ。それでもあかりはまだ問うてくる。

「私の都合は聞かないって……了承はしたんで今さらそこを否定するつもりはないんです。でも生理とか排卵時期とか……いろいろあるので私の都合も多少は聞いてほしいなって」

「――天野ってさ、ほんと真面目だよな」

「ええ?これ真面目とかそういう話でしょうか」

「真面目じゃなかったら律儀っていうか……ふざけたところがないよなぁ」

 (こんな話している時点で十分ふざけている気がするけど)

「俺が抱きたいときって、まあそのままだよ。求めたら応えてね、ってだけ。そこまで深い意味なかったわ、ごめん。もちろん生理だったらしないし、天野の体調無視してまで押し倒そうとかはしない。そこまでゲスじゃないよ?」

「部長をゲスいとか思ったことありません」

「これから思うかもね、天野って上司の俺しか知らないわけじゃん」

「……え」

 不破が席を立ってあかりの身体に近づいてくる。それにあかりは自然と息を飲んだ。
< 38 / 197 >

この作品をシェア

pagetop