上司と始める秘密の子作り契約?!~あなたのことを好きになってもいいですか~
 ――エロい、などと直球で言われて照れるものの、Tショーツは下着のラインが服に響かないためオフィスに履いてきてもなんら問題はないのだが。
 もちろん、そんな言い分を言い返すほどあかりに今余裕はない。

「こんなのつけて仕事してんの?ダメじゃん、誰に見られるかわかんないのに」

 そう言って見つめてくる不破の色気にあてられているからだ。

「……見るの、樹さんだけです」
 
 そんな風にこぼすあかりの熱を含んだ目。それに見つめられて不破も溺れる。指先はウエスト脇のレースにかけられて、不破の顔はあかりに近づいてきて――キスされた。

「ン」

「可愛い」

 それは下着が?それとも……あかりはキスを受け止めながら脳内で考えてしまう。

「こんな可愛い下着付けて俺の事煽ってんじゃん」
 
 なんだ、やっぱり下着の事か。甘いキスを繰り返されながらもあかりはそんなことを思って若干がっかりしてしまう。それでも嬉しいのだ。不破の口から可愛いと囁かれるのが。

「煽ってないっ」

「煽ってるよ。誘ってる」

 それは……嘘じゃない。どこかで不破を喜ばせたいと思っている。不破の心に残したいと、そんな邪な気持ちさえ持ち出している。
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