Embrace ーエリート刑事の愛に抱かれてー

玉穂は言った。

「その携帯で落合は数回、小夜さんに連絡したみたいで・・・その通話記録を見て小夜さんに連絡しました。小夜さんは落合とどういう関係ですか?」

そういえば広之は、たまに登録しているもの以外の電話番号で連絡してきたことがあった。

それはその黒い携帯からかけてきたものだったのか。

小夜は正直な胸の内を小夜に言った。

「・・・・・・恋人・・・だと私は思っていた。でも広之にとってはセフレ、いやそれ以下だったのかも・・・。私は広之から何も告げられずに、お金だけを持ち逃げされて捨てられたの。」

「小夜さんも落合に虐げられたひとりなんですね・・・。」

玉穂は目を伏せた。

「あの・・・玉穂・・・ちゃんは、広之とはどういう知り合いだったの?」

玉穂は顔をあげ、泣きそうな顔をした。

「私は・・・落合に脅されていました。」

「え・・・?」

玉穂が震える声で話し始めた。


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