Embrace ーエリート刑事の愛に抱かれてー


「それだけじゃなく・・・落合は、私にお金を要求してきたんです。落合は私の恥ずかしい写真をこの携帯で何枚も撮りました。そしてその画像をネットにばらまかれたくなければ、金をよこせ、と言ってきました。落合は私の親が会社を経営していることを知っていました。お前は裕福な家の娘なんだから、小遣いをいくらでもせびれるだろ?と・・・。私は万単位のお金を落合に脅迫されて払い続けてきたんです。」

そう話し終わり、玉穂は嗚咽した。

自分と同じ、広之に利用され踏みつけられた少女を、小夜は哀しげにみつめた。

そしてある可能性を思いつき、はっとした。

「もしかして・・・玉穂ちゃん・・・あなたが広之を・・・?」

「・・・わからないんです。」

玉穂は沈んだ声で言った。

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