Embrace ーエリート刑事の愛に抱かれてー

送別会が終わり、バー『薫』で、桂木は野間と二人だけの3次会をしていた。

「これまで色々と振り回されたけど、桂木がいなくなると淋しくなるなあ。」

酒の弱い野間は、ウーロン茶を片手にそうつぶやいた。

桂木はそんな野間の肩に右手を置き言った。

「野間がいてこそ、今の俺がある。」

「・・・・・・。」

「最高のパートナーだった。今まで本当にありがとな。警視庁でお前が来るのを待ってる。」

そう真面目に言う桂木に、野間は眼鏡を外し、お手拭きで顔を拭いた。

涙を隠しているのだろう。

桂木はそんな野間に心から感謝していた。

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