Embrace ーエリート刑事の愛に抱かれてー

その荒っぽい言葉遣いに反して、桂木の小夜を扱う指先は繊細で優しかった。

唇から耳、首筋、そして胸へと桂木の唇が小夜の身体を隈なく這う。

胸の桃色の蕾が桂木の口に含まれ、全身に快感が走り、小夜は思わず声を上げた。

広之の自分本位なセックスしか知らなかった小夜は、身体の奥から湧き出る波のような快感に悦びを感じていた。

足を大きく開かされ、その下半身の花びらを桂木の舌で執拗に舐められる。

小夜が最も感じるところを探し当てられ、丁寧に触れられる。

自ずと蜜があふれ出し、腰が浮く。

「桂木さん・・・来て・・・私、もう・・・」

「そんなに欲しいか?俺が。」

小夜の方から求めるように桂木を迎え入れた。

桂木が突き上げるたびに、小夜の奥が締まった。

「あっ・・・んっ」

「気持ちいいか?もっと気持ちよくしてやるからな。」

耳元でそう囁く桂木の言葉責めに、小夜は目を瞑り、小さく頷いた。

「・・・生きてて・・・良かった・・・だろっ?」

「は・・・い」

桂木の腰の動きが徐々に加速していく。

桂木の固い筋肉で引き締まった身体に夢中でしがみつき、自分でも聞いたことのない声を出して乱れ、その激しい揺れに身を任せた。

息を切らしながらお互いの身体が溶け合うように呼応し、そして同じ呼吸で果てた。

終わった後も、桂木は小夜の身体を強く抱きしめ続けた。

その熱は小夜に生きる力を与えてくれた。


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