true or false~銀縁眼鏡を外した敏腕弁護士は、清純秘書に惑溺する
「1人目は、インテリ風の男性に、しつこく言い寄られていると相談があってね。私が弁護士だと知らず、高慢な態度を取るから、論破したんだよ。後は、弁護士と明かして、これ以上、依頼人につきまとうなら、法的処置をとると話を進めて、近寄らないことを約束したんだ」
楽しそうに微笑む片桐さん・・・
この笑顔で、次から次に詰め寄られたら、相手の人がたじろぐのが目に見える。
「次に来た人は、顧問契約をしている会社の社長夫人でね。小さな箱に包まれた女性用のプレゼントを、会社の引き出しに、ご主人が隠しているのを見つけたらしい」
「女性へのプレゼント・・・」
「それを見て、女性社員との浮気を疑ったようだね」
会社の引き出しなら、確かにそう思っちゃう。
「社長は愛妻家なんだ。いつも奥さんの自慢をしてるから、探偵に依頼しても、浮気していないと確信があってね。調査費がかさむから、私から話をしますって、伝えたんだ」
「それで、プレゼントは・・・」
「奥さんへだった。結果は、話を聞いた通りだよ。上手くいったようだね」
片桐さんに、ニコやかに見つめられると、自分が妄想していたことを見透かされて、恥ずかしくて俯いた。
「お金は相談料だよ。1人目の女性へ渡した紙は領収書。社長夫人は、追加で渡そうとしたから断った。以上、誤解は解けたかな?」
「は、はい・・・早とちりでした」
「良かった。深澤さんに変な目で見られると、辛いからね」
「すみません。色々と勘違いして失礼なことを」
「見た目も心も清純な深澤さんを知れたよ。事務所に行こうか」
さりげない言葉、心地良い声と口調。
立ち上がって、ドアを開けて、私が先に出るのを待つ姿もスマートで、カッコいい。
楽しそうに微笑む片桐さん・・・
この笑顔で、次から次に詰め寄られたら、相手の人がたじろぐのが目に見える。
「次に来た人は、顧問契約をしている会社の社長夫人でね。小さな箱に包まれた女性用のプレゼントを、会社の引き出しに、ご主人が隠しているのを見つけたらしい」
「女性へのプレゼント・・・」
「それを見て、女性社員との浮気を疑ったようだね」
会社の引き出しなら、確かにそう思っちゃう。
「社長は愛妻家なんだ。いつも奥さんの自慢をしてるから、探偵に依頼しても、浮気していないと確信があってね。調査費がかさむから、私から話をしますって、伝えたんだ」
「それで、プレゼントは・・・」
「奥さんへだった。結果は、話を聞いた通りだよ。上手くいったようだね」
片桐さんに、ニコやかに見つめられると、自分が妄想していたことを見透かされて、恥ずかしくて俯いた。
「お金は相談料だよ。1人目の女性へ渡した紙は領収書。社長夫人は、追加で渡そうとしたから断った。以上、誤解は解けたかな?」
「は、はい・・・早とちりでした」
「良かった。深澤さんに変な目で見られると、辛いからね」
「すみません。色々と勘違いして失礼なことを」
「見た目も心も清純な深澤さんを知れたよ。事務所に行こうか」
さりげない言葉、心地良い声と口調。
立ち上がって、ドアを開けて、私が先に出るのを待つ姿もスマートで、カッコいい。