新海に咲く愛
一方で海斗は、奈緒がスイミングスクールに来ないことに気づいた。
彼女の様子が心配で、親しい友人である山崎に相談することにした。

「奈緒さんがスイミングスクールに来なくなった」

山崎は真剣な表情で答えた。

「もしかしたら、家庭内暴力の被害を受けている可能性があるな。急いで証拠を集めて彼女が安全な場所へ逃げられる準備も必要かもな」

その言葉に海斗は頷いた。
そして、奈緒の家の周辺を調べ始めた。　彼女が安全に逃げられる方法を探すためだ。

「ありがとう、山崎。何か手伝い方があるなら教えてくれ。」

山崎は笑顔で答えた。
「大丈夫、俺が何とかするよ。ただ、警察としては本人から直接連絡が来ないと動きにくいから、彼女が助けを求める方法を考えないとな。」

その言葉に海斗は頷き、奈緒を助けるための計画を立て始めた。
< 17 / 53 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop