甘い微熱ーセフレから始まる恋ー
fever2
《待ってて》
土日に何度も開いたトーク画面は、相変わらず金曜日の夜から止まったままだ。
土日に、何度もネットで検索をした。
たとえ身体から始まったとしても、男性側が本気ならそれなりのアプローチがあるのが普通らしい。
私は、彼氏以外と身体を重ねたのは初めてだった。
でも、きっと向井くんにとっては日常茶飯事のことで、数多の女のうちの一人でしかないのだろう。
私だけは特別なんじゃないか、って少し期待した。
その期待はこの土日に粉々に砕かれて、憂鬱な月曜日が始まりを告げた。
土日に何度も開いたトーク画面は、相変わらず金曜日の夜から止まったままだ。
土日に、何度もネットで検索をした。
たとえ身体から始まったとしても、男性側が本気ならそれなりのアプローチがあるのが普通らしい。
私は、彼氏以外と身体を重ねたのは初めてだった。
でも、きっと向井くんにとっては日常茶飯事のことで、数多の女のうちの一人でしかないのだろう。
私だけは特別なんじゃないか、って少し期待した。
その期待はこの土日に粉々に砕かれて、憂鬱な月曜日が始まりを告げた。