甘い微熱ーセフレから始まる恋ー
目的を果たし、再度階段を上がる。

自分の席に戻りパソコンを開くと、数分前に話したばかりの佐藤さんからチャットが届いていた。


《2月1日のイベントの請求書はまだ届いてない?》

《まだ届いてないです。先方にも確認してみます。》


仕事の話だったので、淡々と返す。

作りかけだった資料を開き文字を打ち込んでいると、再びチャットの通知が届く。


《了解》

《そういえば、》


中途半端なところで文字が止まっていて、その続きが気になってしまう。
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