どん底貧乏美女は夢をあきらめない
「う~ん、パリスタイルいいなあと思って
それで提案したいんだけど、パリに行った
ことないから全然ぴんと来ない。
どんな風なのかなあ?
大吾さんパリに行ったことある?」

「うん大学時代にヨーロッパは駆け足で
回ったかな。バックパッカーだったから
フランス、イタリア、スペイン、イギリスを
1ケ月掛けて主だった都市は行ったから
パリも行ったけど、でも俺はプロヴァンスの
ほうが好きだったなあ」

「わあ、羨ましい。いいなあ
せめて写真だけでも見てみたいわ。
写真撮ってるよね。みたい」

「写真は整理してあるよ。
後で見てみるか?それよりパリ行こうか、
新婚旅行も行ってないし、ちょうど
来週には仕事の区切りも付くしその後の
スケジュールもリスケして一週間は
日程取れるんじゃないか?」

「ええっ、いいの?行きたい。
本物のパリが見たい」

「よし、そうと決まったら新婚旅行だ。
豪華に行こうな」

そう言って大吾は美玖の頭をポンポンと優しくたたいて、すぐにいつもの旅行者に電話してくれた。

パスポートは秘書時代に取ってある。

一度韓国に社長のお供で出張したことがあったからだ。
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