どん底貧乏美女は夢をあきらめない

そんなある日、久しぶりにゆったりとした夕食を二人で楽しんでいる時大吾が

「ねえ美玖、美玖は毎日仕事で忙しいのは
よく分かっているんだけど、俺が美玖に
頼りすぎだよな、それは十分に
わかっているんだけど俺も来年は３５だし
美玖もアラサーになるだろ？」

そこまで言って大吾はお茶を飲んだ。

うん？何が言いたいんだろう、年齢の話なんかして、引退しろとでも？？？よく意味が解らずキョトンとする美玖に

「あのさあ、子供欲しくない？」

「ええっ、いいんですか？子供産んでも…」

「どういう事なんだよ。
なんでいけないことがあるんだ。
俺も美玖との子供欲しいよ」

「大吾さん、ありがとう。
仕事が忙しくてこんな時に妊娠したり
出産したり子育てで今まで見たいに仕事が
できなくなるから、大吾さんは子供は
要らないと思ってるんじゃないかと考えて
聞けなかった。嬉しい。
大吾さんに似たイケメンの男の子が欲しい」

そう言って、大吾に抱き着いて涙を流す美玖

「うう～～っ、美玖可愛すぎる。
俺の理性が飛んでってしまう。
俺は美玖に似た可愛い女の子が欲しい」

言い終わらないうちに、美玖を抱っこして寝室に連れ込む大吾、こうして二人の子作りの厚いもとい熱い夜が更けていった。

その１ケ月後効率よく種を植え付けて発芽して、妊娠が確定された。

二人の子作りは最短で成功したのだ。

そして二人の希望もそれぞれ叶うことになった。

と言うのは二卵性の双子を妊娠したのだ、そして5ヶ月になると、男の子と女の子だと判明した。

何とも効率の良い妊娠出産だ。

妊娠が解ってからは、ほとんど毎日のように義母がやって来ては赤ちゃん用品をデパートの外商の担当者に運び込ませているのだ。

今や一部屋は足の踏み場もない。

いい加減にしてくれと大吾は義母に文句を言ったがどこ吹く風の義母、誰の言うことも聞きゃしない。