悪女だってヒロインになりたいんです。
「…え?」
「なんか前よりも自分の気持ちを大切にしてる気がする。周りの目なんて気にしなくていいからさ、今みたいに茉莉花がしたいようにすればいいと思うよ。茉莉花の味方がそばにいるってことをお忘れなく」
にっと眩しく笑う和佳に、私も自然と笑顔を返していた。
もしもほんの少しでも可能性があるなら、私は悪女から変わるためになんだってする。
そう思えるのも、味方だよと伝えてくれる和佳のおかげだし、何よりも棗を好きという気持ちのおかげでもあった。
*
「今日からみんなと一緒に働く、七瀬茉莉花さんだ。じゃあ七瀬さん、軽く挨拶お願いね」
大柄で一見怖そうに見えるけど、話してみると人懐っこい無邪気そうな笑顔が可愛い店長さんに紹介してもらい、注目を浴びながらも前に出る。
「今日からお世話になります、七瀬茉莉花です。精一杯頑張るのでよろしくお願いいたします」
ぺこりと会釈をすると、まばらに拍手が返ってきた。
「じゃあ早速今日からホールで働いてもらうけど、指導係として坂上、お願いな」
「はーい。坂上祐樹です。よろしく」
片手を上げて前に出てきた坂上と呼ばれた男の子がにこっと爽やかに笑いかけてきた。
「なんか前よりも自分の気持ちを大切にしてる気がする。周りの目なんて気にしなくていいからさ、今みたいに茉莉花がしたいようにすればいいと思うよ。茉莉花の味方がそばにいるってことをお忘れなく」
にっと眩しく笑う和佳に、私も自然と笑顔を返していた。
もしもほんの少しでも可能性があるなら、私は悪女から変わるためになんだってする。
そう思えるのも、味方だよと伝えてくれる和佳のおかげだし、何よりも棗を好きという気持ちのおかげでもあった。
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「今日からみんなと一緒に働く、七瀬茉莉花さんだ。じゃあ七瀬さん、軽く挨拶お願いね」
大柄で一見怖そうに見えるけど、話してみると人懐っこい無邪気そうな笑顔が可愛い店長さんに紹介してもらい、注目を浴びながらも前に出る。
「今日からお世話になります、七瀬茉莉花です。精一杯頑張るのでよろしくお願いいたします」
ぺこりと会釈をすると、まばらに拍手が返ってきた。
「じゃあ早速今日からホールで働いてもらうけど、指導係として坂上、お願いな」
「はーい。坂上祐樹です。よろしく」
片手を上げて前に出てきた坂上と呼ばれた男の子がにこっと爽やかに笑いかけてきた。