眠り王子と夢中の恋。



私は今まで、こんなに多くの人たちと関わってきたのか。

私はとにかく驚いて、何も言えずに周りの人たちを見た。


そして、よくこんな歪な人間関係の中にいられたものだなと前の『鈴崎美夜』に少し呆れた。

この人たちのまるで作られたような違和感がある笑顔にすぐ気づいたから。

本当は『鈴崎美夜』のことを好きでもなんでもないんだな、と一瞬で分かった。



『美夜ちゃん……? 聞いてる?』

『ねぇ、無視しないでよ』



何も言わない私に辟易したのか、次第に周りの人は減っていった。

それから猛勉強をして授業に追いつき、今こうしてあまり不自由はなく暮らせている。


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