逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
トイレから戻ると、通路に人影があった。ほかのグループのお客さんかと思い、そのまま通り過ぎようとしたとき──
「薫」
懐かしい声に、足が止まる。
見上げるとそこには……高校時代の面影を残しながら、少し精悍になった和樹が立っていた。
「和樹!」
「久しぶり。元気そうだな」
これまでも地元の飲み会はあったけれど、名古屋で暮らす和樹はなかなか来られなかった。だから私たちが会うのは、卒業式以来になる。
あまりに突然で、そして懐かしすぎて、しばらく言葉が出てこなかった。
「……いつ来たの? 全然気づかなかった」
「今さっき着いたところ」
人懐っこい笑い方は、昔のままだった。
「ちょうど薫が出てくるのが見えたから、ここで待ってたんだ」
「そっか。元気そうでよかった。早くお座敷に行こう、みんな和樹に会いたがってたよ」
そう言って足を向けたその瞬間、和樹の手が私の手首をつかみ、壁際に押しやった。急に距離が縮まる。
驚いて見上げると、和樹のまっすぐな視線が私を射抜いた。
「薫」
懐かしい声に、足が止まる。
見上げるとそこには……高校時代の面影を残しながら、少し精悍になった和樹が立っていた。
「和樹!」
「久しぶり。元気そうだな」
これまでも地元の飲み会はあったけれど、名古屋で暮らす和樹はなかなか来られなかった。だから私たちが会うのは、卒業式以来になる。
あまりに突然で、そして懐かしすぎて、しばらく言葉が出てこなかった。
「……いつ来たの? 全然気づかなかった」
「今さっき着いたところ」
人懐っこい笑い方は、昔のままだった。
「ちょうど薫が出てくるのが見えたから、ここで待ってたんだ」
「そっか。元気そうでよかった。早くお座敷に行こう、みんな和樹に会いたがってたよ」
そう言って足を向けたその瞬間、和樹の手が私の手首をつかみ、壁際に押しやった。急に距離が縮まる。
驚いて見上げると、和樹のまっすぐな視線が私を射抜いた。