逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
私は、二人に気づかれないように、そっと深呼吸をする。
──蓮さんとお母さんのあいだに、どんな事情があったとしても、彼は今日、私をここへ連れてきてくれた。
それは、今までより少しだけ、蓮さんの心に触れられたということなんだ。
決めた。余計な心配はしない。あとでショックなことがあったとしても、そのときに取り乱せばいい。今から先回りして悲観する必要なんて、どこにもない。
蓮さんとお母さんがカトラリーの用意でキッチンを離れた隙に、私はそっとポケットから手帳を取り出し、そう書き留めた。
蓮さんと暮らすようになってから、驚くほど心が動くようになった。彼といると、嬉しいことも悲しいことも、前よりずっと鮮やかに感じられるのだ。
だから最近は、いつでも書けるように手帳をポケットに入れている。脚本のヒントにもなるし、自分の気持ちを整理するのにも役立つ。
キッチンタイマーが鳴り、オーブンの中でプディングが温まったことを知らせる。蓮さんに促されて、私は二人がけソファに腰を下ろした。彼はティーカップと、コルクマットに載せたグラタン皿を運んできてくれた。
「じゃあ、いただこうか」
蓮さんが私の隣に座り、ほんの少し身体が彼のほうへ傾いた。それだけのことなのに、なんだか照れてしまう。
──蓮さんとお母さんのあいだに、どんな事情があったとしても、彼は今日、私をここへ連れてきてくれた。
それは、今までより少しだけ、蓮さんの心に触れられたということなんだ。
決めた。余計な心配はしない。あとでショックなことがあったとしても、そのときに取り乱せばいい。今から先回りして悲観する必要なんて、どこにもない。
蓮さんとお母さんがカトラリーの用意でキッチンを離れた隙に、私はそっとポケットから手帳を取り出し、そう書き留めた。
蓮さんと暮らすようになってから、驚くほど心が動くようになった。彼といると、嬉しいことも悲しいことも、前よりずっと鮮やかに感じられるのだ。
だから最近は、いつでも書けるように手帳をポケットに入れている。脚本のヒントにもなるし、自分の気持ちを整理するのにも役立つ。
キッチンタイマーが鳴り、オーブンの中でプディングが温まったことを知らせる。蓮さんに促されて、私は二人がけソファに腰を下ろした。彼はティーカップと、コルクマットに載せたグラタン皿を運んできてくれた。
「じゃあ、いただこうか」
蓮さんが私の隣に座り、ほんの少し身体が彼のほうへ傾いた。それだけのことなのに、なんだか照れてしまう。