逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
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テラスハウスに戻ったのは、22時を回ったころだった。こんな時間まで友記子と一緒にいて、お酒を飲まなかったのは初めてかもしれない。
バッグから玄関の鍵を取り出すとき、手に持ったビニール袋が音を立てた。蓮さんが喜んでくれるかなと思って、テイクアウト用に作ってもらったマライカバブだ。
これを注文したとき、ふと、「私は幸せだ」と実感した。
家に帰れば大好きな人がいて、きっとこのテイクアウトを喜んでくれる。蓮さんは多分、電子レンジではなく、オーブンでこれを温めるだろう。そして一口食べて「これ、すごく美味しい」と笑顔を見せる。
それからきっと、「ちょっと待って」と席を立ち、料理界のマッドサイエンティストらしく、キッチンからちょい足しの何か──半分にカットしたマイヤーレモンとか、ゆず胡椒とか、もしかしたらピスタチオペーストとか──を持ってくるのだ。
まずは自分で一口試し、嬉しそうに笑いながら「これ絶対合うから、薫も試してみて」と言うだろう。
想像しただけで幸せがあふれてくる。胸が温かくなり、自然と笑みがこぼれた。
テラスハウスに戻ったのは、22時を回ったころだった。こんな時間まで友記子と一緒にいて、お酒を飲まなかったのは初めてかもしれない。
バッグから玄関の鍵を取り出すとき、手に持ったビニール袋が音を立てた。蓮さんが喜んでくれるかなと思って、テイクアウト用に作ってもらったマライカバブだ。
これを注文したとき、ふと、「私は幸せだ」と実感した。
家に帰れば大好きな人がいて、きっとこのテイクアウトを喜んでくれる。蓮さんは多分、電子レンジではなく、オーブンでこれを温めるだろう。そして一口食べて「これ、すごく美味しい」と笑顔を見せる。
それからきっと、「ちょっと待って」と席を立ち、料理界のマッドサイエンティストらしく、キッチンからちょい足しの何か──半分にカットしたマイヤーレモンとか、ゆず胡椒とか、もしかしたらピスタチオペーストとか──を持ってくるのだ。
まずは自分で一口試し、嬉しそうに笑いながら「これ絶対合うから、薫も試してみて」と言うだろう。
想像しただけで幸せがあふれてくる。胸が温かくなり、自然と笑みがこぼれた。