逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
蓮さんにとって、私は恋愛対象じゃない。それでも、私はものすごく幸せだったし、今のままの幸せがずっと続けばいいとすら思っている。
──今の私は、絶望とは一番離れた場所にいる。
しばらくの間、彼から離れたとして、私の気持ちは変わるのだろうか? 狂いそうなほどの愛おしさとか、焦燥感とか、そういうものを感じることはできるのだろうか?
それに……彼には何て説明しよう?
正直に、「蓮さんのこと好きな気持ちをシナリオにぶつけたいから、自分に試練を与えるためにちょっと離れるね!」なんて言ったら、間違いなくドン引きされる。今、自分で考えていてもドン引きレベルだ。
まあ、シナリオに集中したいからとか言うのが妥当だろうな。
そんなことを考えながら、私は玄関のドアを開けた。
「ただいま」
奥のリビングのガラス戸から、灯りが漏れている。だけど返事はなく、物音もしない。
「蓮さん?」
リビングのドアを開けてみる。窓際に置かれた一人がけのソファで、蓮さんがワイシャツにネクタイのままで眠っているのが見えた。
スーツのジャケットは、バッグの上に置かれたままだ。蓮さんが着替えもせずに寝落ちなんて、珍しい。
──今の私は、絶望とは一番離れた場所にいる。
しばらくの間、彼から離れたとして、私の気持ちは変わるのだろうか? 狂いそうなほどの愛おしさとか、焦燥感とか、そういうものを感じることはできるのだろうか?
それに……彼には何て説明しよう?
正直に、「蓮さんのこと好きな気持ちをシナリオにぶつけたいから、自分に試練を与えるためにちょっと離れるね!」なんて言ったら、間違いなくドン引きされる。今、自分で考えていてもドン引きレベルだ。
まあ、シナリオに集中したいからとか言うのが妥当だろうな。
そんなことを考えながら、私は玄関のドアを開けた。
「ただいま」
奥のリビングのガラス戸から、灯りが漏れている。だけど返事はなく、物音もしない。
「蓮さん?」
リビングのドアを開けてみる。窓際に置かれた一人がけのソファで、蓮さんがワイシャツにネクタイのままで眠っているのが見えた。
スーツのジャケットは、バッグの上に置かれたままだ。蓮さんが着替えもせずに寝落ちなんて、珍しい。