逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
冷蔵庫の扉を開けると、大皿に盛られ、きっちりラップで包まれた山盛りのいなり寿司が目に入った。クリスマスのメニューを決めるとき、私が「蓮さん、明日香ちゃんのお稲荷さん、好きみたいだったよ」とレシピを渡したことを思い出す。
「姉ちゃん、リクエストばっかりだな! でも、俺も明日香ちゃんのお稲荷さんは絶品だと思うし、蓮さんが喜んでくれるなら……これも作るか」
あのとき、祐介は笑いながらそう言っていた。
──今回のことで、蓮さんと祐介、そして蓮さんと私の関係は変わってしまうのだろうか。
不安が胸をよぎる。けれど同時に、私がどれだけ考えても答えは出ないこともわかっていた。ダークレイス社とねこつぐらの件を知って、私たちとの関係をどうするのかを決めるのは、蓮さんなのだから。
私は小鍋で簡単なほうじ茶ラテを作り、祐介の分にはたっぷりの砂糖を溶かした。マグカップを持ってリビングに戻ると、祐介の姿はなかった。
ふと見ると、私が使っている主寝室のドアが閉まっている。ノックをしてそっと中に入ると、電気もつけず、ベッドの上で膝を抱えている祐介の姿があった。
「ほうじ茶ラテ、甘くしておいたよ」
カップを差し出すと、彼は小さく「ありがとう」と言って受け取った。私はその隣に腰を下ろす。
「……ごめん、勝手に姉ちゃんの部屋に入って」
「姉ちゃん、リクエストばっかりだな! でも、俺も明日香ちゃんのお稲荷さんは絶品だと思うし、蓮さんが喜んでくれるなら……これも作るか」
あのとき、祐介は笑いながらそう言っていた。
──今回のことで、蓮さんと祐介、そして蓮さんと私の関係は変わってしまうのだろうか。
不安が胸をよぎる。けれど同時に、私がどれだけ考えても答えは出ないこともわかっていた。ダークレイス社とねこつぐらの件を知って、私たちとの関係をどうするのかを決めるのは、蓮さんなのだから。
私は小鍋で簡単なほうじ茶ラテを作り、祐介の分にはたっぷりの砂糖を溶かした。マグカップを持ってリビングに戻ると、祐介の姿はなかった。
ふと見ると、私が使っている主寝室のドアが閉まっている。ノックをしてそっと中に入ると、電気もつけず、ベッドの上で膝を抱えている祐介の姿があった。
「ほうじ茶ラテ、甘くしておいたよ」
カップを差し出すと、彼は小さく「ありがとう」と言って受け取った。私はその隣に腰を下ろす。
「……ごめん、勝手に姉ちゃんの部屋に入って」