逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
「実は、すでに弊社の顧問弁護士に連絡を入れてあります。春木先生の作品と引き換えにオーディションを通した件は、ダークレイス側も公にはしたくないでしょうから、交渉の余地は十分にあるはずです。もちろん、すべて弁護士を通しての対応になりますから、春木先生ご自身が動かれる必要はありません」
広瀬さんが小さく身じろぎしたが、言葉は出なかった。彼女の視線は、いまだ祐介に釘付けになったままだ。信じたくないけれど、認めざるを得ない──そんな表情だった。
祐介は眉間に指を当て、少し言いにくそうに口を開く。
「実は……ちょっと投げやりになっていまして、今朝、ダークレイス社の三浦さんに電話して、言ってしまいました。『最新作は好きにしてくれて構わない』って……」
「な……なんですって!?」
それまで黙っていた知里さんが、堪えきれず声を上げた。勢いある声に、私は思わず背筋を伸ばす。──ああ、久しぶりに聞いた。強気で厳しくてまっすぐな、知里さんの、声だ。
蓮さんは軽く手を上げて彼女を制し、落ち着いた口調で祐介へと向き直る。
「そうでしたか。では、その件も含めて弁護士にご相談ください。先方も発言を記録しているでしょうし、場合によっては最新作を譲渡することになるかもしれませんが……」
広瀬さんが小さく身じろぎしたが、言葉は出なかった。彼女の視線は、いまだ祐介に釘付けになったままだ。信じたくないけれど、認めざるを得ない──そんな表情だった。
祐介は眉間に指を当て、少し言いにくそうに口を開く。
「実は……ちょっと投げやりになっていまして、今朝、ダークレイス社の三浦さんに電話して、言ってしまいました。『最新作は好きにしてくれて構わない』って……」
「な……なんですって!?」
それまで黙っていた知里さんが、堪えきれず声を上げた。勢いある声に、私は思わず背筋を伸ばす。──ああ、久しぶりに聞いた。強気で厳しくてまっすぐな、知里さんの、声だ。
蓮さんは軽く手を上げて彼女を制し、落ち着いた口調で祐介へと向き直る。
「そうでしたか。では、その件も含めて弁護士にご相談ください。先方も発言を記録しているでしょうし、場合によっては最新作を譲渡することになるかもしれませんが……」