逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
「そういうとこだよ。ほんと、仲良すぎ」
呆れたように笑う祐介に、蓮さんは思い出したように声をかけた。
「祐介くん、ちょっと待って。君に渡したいものがあるんだ」
そう言って自室に戻り、しばらくして、手のひらほどの小さな箱を持って戻ってくる。
「クリスマスプレゼントだよ」
「え、俺に? 嬉しい……ありがとうございます!」
祐介は箱を受け取ると、子どものように目を輝かせて「今、開けていい?」と尋ねる。蓮さんが頷くと、「わーい」と言って箱を開けた。
箱の中に入っていたのは──真鍮製の小さな器具だった。長い年月を経ているようで、赤銅色の鈍い光を放っている。
祐介はそれをそっと手に取り、慎重な手つきで蓋を開いた。
カチリという小さな音とともに現れたのは、クラシカルな方位針を携えた古い羅針盤。針はかすかに揺れながらも、確かに北を指している。
「……ポケットコンパスだ」
祐介がつぶやく。
「これ……たぶん19世紀から20世紀始めくらいのアンティークですよね? 実際に航海で使われてたやつ……」
「さすが、詳しいね」
「中学のとき、船乗りの話を書いてて、めちゃくちゃ調べたから」
コンパスを光にかざし、さまざまな角度から眺めながら、祐介は独り言のように言葉を続ける。
呆れたように笑う祐介に、蓮さんは思い出したように声をかけた。
「祐介くん、ちょっと待って。君に渡したいものがあるんだ」
そう言って自室に戻り、しばらくして、手のひらほどの小さな箱を持って戻ってくる。
「クリスマスプレゼントだよ」
「え、俺に? 嬉しい……ありがとうございます!」
祐介は箱を受け取ると、子どものように目を輝かせて「今、開けていい?」と尋ねる。蓮さんが頷くと、「わーい」と言って箱を開けた。
箱の中に入っていたのは──真鍮製の小さな器具だった。長い年月を経ているようで、赤銅色の鈍い光を放っている。
祐介はそれをそっと手に取り、慎重な手つきで蓋を開いた。
カチリという小さな音とともに現れたのは、クラシカルな方位針を携えた古い羅針盤。針はかすかに揺れながらも、確かに北を指している。
「……ポケットコンパスだ」
祐介がつぶやく。
「これ……たぶん19世紀から20世紀始めくらいのアンティークですよね? 実際に航海で使われてたやつ……」
「さすが、詳しいね」
「中学のとき、船乗りの話を書いてて、めちゃくちゃ調べたから」
コンパスを光にかざし、さまざまな角度から眺めながら、祐介は独り言のように言葉を続ける。