一途な気持ちは今日も(※3話目大幅編集につき非公開)
ジッとしていても始まらない。
少しでも可能性があるなら行くだけ行ってみよう。
もし見つかったら怒られる割合が少なくなるかもだし。
善は急げ。
時間を確認して、駅に向かおうとした瞬間だった。
「藤井、菜穂さん……?」
「……え?」
ふいに名前を呼ばれ、振り返ると──
「なん……で?」
あのカフェの制服を身にまとっている橘さんがいた。
これは反則だ。
どうして橘さんがここに……。
ドキドキする胸を隠すように、カバンの紐を握りしめた。
近付いてくる彼をただ見つめることしかできない。
どうして私の名前を知っているのか。
制服を着ていると言うことは、今は仕事中なのではないのか。
聞きたいことは沢山あるけど、1番知りたいのは
───どうしてここにいるのか。