一途な気持ちは今日も(※3話目大幅編集につき非公開)

ジッとしていても始まらない。
少しでも可能性があるなら行くだけ行ってみよう。

もし見つかったら怒られる割合が少なくなるかもだし。


善は急げ。
時間を確認して、駅に向かおうとした瞬間だった。


藤井(ふじい)、菜穂さん……?」

「……え?」

ふいに名前を呼ばれ、振り返ると──


「なん……で?」

あのカフェの制服を身にまとっている橘さんがいた。


これは反則だ。
どうして橘さんがここに……。

ドキドキする胸を隠すように、カバンの紐を握りしめた。

近付いてくる彼をただ見つめることしかできない。


どうして私の名前を知っているのか。
制服を着ていると言うことは、今は仕事中なのではないのか。


聞きたいことは沢山あるけど、1番知りたいのは

───どうしてここにいるのか。

< 14 / 34 >

この作品をシェア

pagetop