ごめん嘘、君が好き。
「私、別に塔原のこと好きって言った訳じゃないでしょ?私が告白以外のこと言うって考えなかったの?」

塔原の質問も意地悪だったけど、私の方がもっと意地悪な質問をしている。

「えっ!?違うの!?待って、だったら俺めっちゃ恥ずいんだけど…!」

うわぁ、と言いながら頭を抱えて座り込む。

髪から除く耳が真っ赤になってるのは塔原がほんとに恥ずかしがってる証拠ね。

私はくすりと笑いそうになるのを我慢して、塔原の隣に座る。

そして、その真っ赤に染った耳元に顔を寄せて囁いた。

「嘘よ。今のはさっきのお返し。私も…塔原のこと大好きだから。」

「…!!!」

塔原はもっと赤くなった顔で私を見る。

「…っ、まじで反則だから。だ、大好きとかまじでそんなの。」

かわいすぎんだろ。

呟かれた一言で私まで赤くなってしまった。

「…そっちこそそういうこと言うの反則なんだけど。」

照れた顔のまま私も説得力のない抗議をする。

結局、倍くらいでお返しされちゃったじゃない。


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