ごめん嘘、君が好き。
挙げたしたらキリがないほどの正真正銘の美少女。

どこかで見たことあると思ったら一ノ瀬さんだったのね。

「…って、一ノ瀬さん!?」

思わず大きな声を上げてしまった。

「ん〜? あっ!もしかしてキミが高槻霞ちゃん?」

思っていたよりも低めの声。

それに名前を呼ばれたことにそして一ノ瀬さんが私の名前を知っていることに驚く。

「どうして私の名前を知ってるの?」

不思議。
一ノ瀬さんとは話したことないはずなのに。

「だって霞ちゃん美人で有名だし、それに睦が………むぐぅ! 」

「言わなくていいっつってんだろ。」

えっと、これはどういう状況?

美少女の一ノ瀬さんの口を塔原(悔しいけどイケメンなのよね)が塞ぐ図。

目の保養にはなるけど、私お邪魔じゃない?

「なんなら私、先に帰るけど…」

気を利かせて言ったつもりが言い終わらないうちに塔原がぱっと手を離す。

「ぷはぁ。なんか最近、睦の僕への当たり強くない?」

「はぁ? いつも通りだろ。」

「いつも通りじゃないです〜!霞ちゃんいるからかっこつけたいんでしょ。」

ねっ?霞ちゃんもそう思わない?
そう一ノ瀬さんに聞かれて私は反応に困る。

「一ノ瀬さんといる時の塔原が普段どうなのかは知らないけど私といる時よりは楽しそうだな、とは思う。」

そうよ。
こんなに楽しそうな塔原ってあまり見ないもの。

「まじで?俺そう見えてんの?」

やっちまったとばかりに塔原が頭をおさえる。

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