初恋の始め方

「藤原さん、付き合ったし下の名前で呼んでいいかな?
俺も名前で呼んでほしいし。」

突然何を言い出すんだ、びっくりする。

「え、あ、うん。いいよ。」
「彩綾。」

悠里ちゃんに普通に呼ばれてるのに三上君が言うとなんだか恥ずかしい。

「彩綾も呼んで。俺の名前知ってるよね。」
三上君は急かしてくる。
これは呼ばないと終わらないやつだ。

「永久‥君。せめて君はつけさせてください‥。」
そう言うと永久君は腕で顔を隠して
「任せる。」と小さく言った。

彼の頬が少し赤くなったのを見て私も顔が熱くなった。

そして、少しおしゃべりをしてその日は何もなく
家まで送り届けてもらい初デートが終了した。
< 20 / 28 >

この作品をシェア

pagetop