初恋の始め方

同窓会が始まり食事を楽しんでいると私の横に誰かがやってきた。

「久しぶり、藤原さん。」

ずっと会いたかった人の声が聞こえてその方に向くと
昔のままの三上君だった。

背は高くなってるし、顔もかっこいい。
私の記憶は学生の時のままだからすこしびっくりする。

「三上君、久しぶり。」
思わず彼の左手の薬指を確認してしまう。
うん、よし、指輪ない。

「元気だった?」
「うん、三上君は?」
「元気だったよ。」

久しぶりで会話が続かない。

「あ、あの三上君同窓会終わったら時間あるかな?
少しでいいんだけど」

私は勇気を出して彼を誘ってみた。
「俺、1人暮らしだし大丈夫だよ。
藤原さんは実家暮らし?」

「私も社会人になってから一人暮らしだよ。」

「一緒だな。連絡先教えて持っていい?」

「う、うん。ありがとう。」
そういいながら少し話していると三上君は友達に呼ばれて

「じゃあ終わったら連絡するから。」
といって友達の方に行ってしまった。
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