妃候補なんて興味ありません!
フィリップおうじは青い髪をなびかせて「地下室へ戻れ!」と手で合図する。
しかし振り向いたとき、そこにも赤い敵軍が近づいてきていた。
みな手に剣を持っていて、銃を持っている兵士がいないのは幸いだった。
「くそっ、囲まれたか」
逃げるが遅れたせいでフィリップ王子とふたりの姫君はあっという間に敵軍に囲まれてしまった。
この3人の中で武器を持っているのはフィリップ王子ただひとりだ。
リディアはその場に腰を抜かして座り込んでしまった。
「その姫様たちは俺たちがいただく!」
赤い兵士がフィリップ王子へ斬りかかる。
フィリップ王子はなれた様子でその剣を剣で止めた。
キィンと甲高い音が鼓膜を揺るがす。
さすが、一国を背負う王子は日々の鍛錬を欠かしていないようで、それは実践でも役立っていた。
けれど人数が人数だ。
しかし振り向いたとき、そこにも赤い敵軍が近づいてきていた。
みな手に剣を持っていて、銃を持っている兵士がいないのは幸いだった。
「くそっ、囲まれたか」
逃げるが遅れたせいでフィリップ王子とふたりの姫君はあっという間に敵軍に囲まれてしまった。
この3人の中で武器を持っているのはフィリップ王子ただひとりだ。
リディアはその場に腰を抜かして座り込んでしまった。
「その姫様たちは俺たちがいただく!」
赤い兵士がフィリップ王子へ斬りかかる。
フィリップ王子はなれた様子でその剣を剣で止めた。
キィンと甲高い音が鼓膜を揺るがす。
さすが、一国を背負う王子は日々の鍛錬を欠かしていないようで、それは実践でも役立っていた。
けれど人数が人数だ。