妃候補なんて興味ありません!
☆☆☆
本格的なドレスは自国から持参してきていた。
なにせここでは妃を決めるのだから、当然最上級の装飾品やらなんやらを準備するのは当然のことだった。
だけどこれを切るのは最終日、妃を決定するイベントの日だけだと思っていた。
「うぅ……ドレスがすごく窮屈よ。これじゃご飯を食べられないじゃない」
「文句言わないでください! それに姫君がそんなにバクバク物を食べるもんじゃありませんよ!」
シーラが懸命に背中でコルセットのリボンを引っ張りつつ、答える。
あまりにギリギリと締め付けるものだから早くも酸欠を起こしてしまいそうになる。
「ウエストが細ければ美しいだなんて……一体誰……が、考え……たのかしら?」
コルセットを閉めれば閉めるほどシーラの呼吸はとぎれとぎれになる。
これ以上は肋骨が折れてしまうというところまで締め上げられてドレスにクラリとメマイを感じてベッドに座り込んでしまった。
「リュナ……さすがに……このままじゃ……パーティーは無理よ」
本格的なドレスは自国から持参してきていた。
なにせここでは妃を決めるのだから、当然最上級の装飾品やらなんやらを準備するのは当然のことだった。
だけどこれを切るのは最終日、妃を決定するイベントの日だけだと思っていた。
「うぅ……ドレスがすごく窮屈よ。これじゃご飯を食べられないじゃない」
「文句言わないでください! それに姫君がそんなにバクバク物を食べるもんじゃありませんよ!」
シーラが懸命に背中でコルセットのリボンを引っ張りつつ、答える。
あまりにギリギリと締め付けるものだから早くも酸欠を起こしてしまいそうになる。
「ウエストが細ければ美しいだなんて……一体誰……が、考え……たのかしら?」
コルセットを閉めれば閉めるほどシーラの呼吸はとぎれとぎれになる。
これ以上は肋骨が折れてしまうというところまで締め上げられてドレスにクラリとメマイを感じてベッドに座り込んでしまった。
「リュナ……さすがに……このままじゃ……パーティーは無理よ」