この小説の続きを探しています。
千穂は顔をそむけながら窓に近づき、戸を閉めた。
風がやんでホッと息を吐き出し、手ぐしで髪の毛を整えながらテーブルを振り向いた。

そこにはさっきの本のページが開いた状態で乗っていた。
まるでこのページを読んで!

と言われているような気がして、千穂は誘われるようにして近づいていく。

一行目に目を通すと『放課後ひとりでいると危険な化け物がやってくる』という文章で、千穂はゴクリと唾を飲み込んだ。

千穂が好きな怖い話みたいだ。
さっきまで座っていた椅子に座り直して続きに目を走らせる。

『化け物はひとりでいる子供が大好き。
突然目の前に現れたかと思うと。
あっという間にさらっていってしまう』

子供向けなんだろうか、簡単な文章が連なっているだけなのに、なぜか背筋が寒くなった。

化け物ってどんなものだろう?
ろくろっくびみたいに首が長い?

それとも大きな蹄を持っている?
悪魔みたいに角がある?
< 15 / 133 >

この作品をシェア

pagetop