この小説の続きを探しています。
人はたくさんいるし、カウンターには図書館司書さんだっているし。

そう思ったときだった。
ズシンと大きな音がして地面が揺れた。
地震!?

咄嗟に壁に手をついて顔をあげる。
千穂の目の前にいたのは大きな化け物だった。

頭に二本の角が生えていて、口からは牙が覗いている。
背は千穂の3倍はあり、身をかがめてこちらを見ている……!!

「いやあああ!」
「グアアアアア!」

千穂と化け物の咆哮が同時に重なった……。
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