この小説の続きを探しています。
香のスマホ動画より
「今朝、慶太からメッセージが届きました。
これです」

《不安で不安で眠れない。
あの本を何度見返しても続きが書かれてないんだ。

おかしいだろ?
俺はどうやっていなくなるか知りたい。
そうすれば回避できそうな気がするんだ》

「正直私はまだ半信半疑です。でも、ほっとけないから」
香が大きくため息を吐き出した。

本当は面倒なことに巻き込まれたくないと、顔に書いてある。

「慶太は友達だし、子供のころからずっと一緒だったから少しは力になってあげないといけないかなって。この動画は妙なこと巻き込まれたときに、なにかヒントになるかもしれないから、撮ってます。

最近のスマホが手ブレ防止もついてるし、すごいよね。動画撮影、ちょっと癖になっちゃうかも」
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