この小説の続きを探しています。
☆☆☆
香のスマホ画面にはキレイな室内が写っていた。
細川正美の家に言ったときとは違い、スマホカメラはしっかりと構えられている。
「素敵な部屋ですね」
白い壁紙に合わせて白を貴重とした家具が置かれていて、清潔感がある。
フローリングの床はお掃除ロボットが常に掃除しているようで、光り輝いている。
「千穂の部屋はこっち」
堀田につれられてリビングの横の部屋に入ると、そこは淡いピンク色の家具で統一された女の子らしい部屋だった。
壁には人気俳優のポスターが貼られていて、出窓には可愛らしいぬいぐるみが飾られている。
けれど本棚へ視線を向けたとき、香は「あ」と声をもらしていた。
可愛らしい室内に反してそこだけ黒っぽい背表紙の本が並んでいる。
ほとんどがホラー小説なのだ。
「千穂は怖い話が大好きでね。いつもなにかを読んでるんだよ」
いずれホラー作家になるんじゃないかな。
堀田はそう言って誇らしげに胸を張る。
だけど香も慶太もそれを見てはいなかった。
香のスマホ画面にはキレイな室内が写っていた。
細川正美の家に言ったときとは違い、スマホカメラはしっかりと構えられている。
「素敵な部屋ですね」
白い壁紙に合わせて白を貴重とした家具が置かれていて、清潔感がある。
フローリングの床はお掃除ロボットが常に掃除しているようで、光り輝いている。
「千穂の部屋はこっち」
堀田につれられてリビングの横の部屋に入ると、そこは淡いピンク色の家具で統一された女の子らしい部屋だった。
壁には人気俳優のポスターが貼られていて、出窓には可愛らしいぬいぐるみが飾られている。
けれど本棚へ視線を向けたとき、香は「あ」と声をもらしていた。
可愛らしい室内に反してそこだけ黒っぽい背表紙の本が並んでいる。
ほとんどがホラー小説なのだ。
「千穂は怖い話が大好きでね。いつもなにかを読んでるんだよ」
いずれホラー作家になるんじゃないかな。
堀田はそう言って誇らしげに胸を張る。
だけど香も慶太もそれを見てはいなかった。