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「わからない。でも、もしかしてその都市伝説が関係あるんじゃないかな? 都市伝説を来た人が誘拐されて、その場所にこの本が出現するとか」

「それなら、細川正美に話を聞かせた友人が無事でいるはずがないだろ」
「あ、そっか」

都市伝説な引き金になるのなら、それを知ってしまった香も無事ではいられないということだ。

だけど今の所本に名前が書かれるようなことにはなっていない。
「考えてもわからないね。そういえば慶太はどうやってこの本を手に入れたの?」

「それについては3話目を読めばわかる」
そういえば香は2話目まで読んで3話目を飛ばしていたことを思い出した。

「わかった。今読むからちょっと待ってね」

短編を読むのはそんなに時間もかからない。
香はスマホで本を映しながら片手でページを開いたのだった。
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