この小説の続きを探しています。
パッとしない外観に、やっているのかどうかもわからない記念館では客足も遠のきそうだ。
「入ってみようよ」
表に入場料などの記載はなく、勝手に入っていいものかどうかもわからない。
けれどここで引き返しては早朝から新幹線に乗って移動してきた意味がない。
「じゃあ、俺が先に行く」
慶太が前に出て自動ドアが低い稼働音を立てて左右に開いた。
中からふわりと暖かな暖房の空気が流れ出てきて寒さが和らぐ。
そのまま誘われるように館内へと足を踏み入れた。
「こんにちは」
入った時の音に気がついたようで、奥から男性が姿を見せた。
40代くらいのお腹が突き出したその人は柔和な笑みを浮かべている。
「あの、展示を見てもいいですか?」
「もちろん、無料ですので、好きなだけ見ていってください」
慶太の言葉に男性が答える。
無料と聞いてひとまず安心した。
「入ってみようよ」
表に入場料などの記載はなく、勝手に入っていいものかどうかもわからない。
けれどここで引き返しては早朝から新幹線に乗って移動してきた意味がない。
「じゃあ、俺が先に行く」
慶太が前に出て自動ドアが低い稼働音を立てて左右に開いた。
中からふわりと暖かな暖房の空気が流れ出てきて寒さが和らぐ。
そのまま誘われるように館内へと足を踏み入れた。
「こんにちは」
入った時の音に気がついたようで、奥から男性が姿を見せた。
40代くらいのお腹が突き出したその人は柔和な笑みを浮かべている。
「あの、展示を見てもいいですか?」
「もちろん、無料ですので、好きなだけ見ていってください」
慶太の言葉に男性が答える。
無料と聞いてひとまず安心した。