この小説の続きを探しています。
「それはわからないな。その本には出版社名も出版された時期も記載されてないし、どうやって本になったのかも不明だ。もしかしたら誰から花月のパソコンから第1話だけ盗み出したのかもしれないし」
男性の言葉に香は落胆で声を漏らしそうになってしまった。
もし西羽咲のパソコンから作品を盗み出した人がいるのなら、犯人はその人ということになる。
西羽咲は盗作された被害者だ。
ここまで来てそんな空振りがあるなんて……。
「このパソコンの中を見てもいいですか?」
そう言ったのは慶太だった。
慶太の目は真剣そのもので、まだ諦めていないことがわかった。
「もちろん。好きにしてもらっていいよ」
男性が慶太のために場所を開ける。
「もうひとつ、疑問があるんです」
男性の言葉に香は落胆で声を漏らしそうになってしまった。
もし西羽咲のパソコンから作品を盗み出した人がいるのなら、犯人はその人ということになる。
西羽咲は盗作された被害者だ。
ここまで来てそんな空振りがあるなんて……。
「このパソコンの中を見てもいいですか?」
そう言ったのは慶太だった。
慶太の目は真剣そのもので、まだ諦めていないことがわかった。
「もちろん。好きにしてもらっていいよ」
男性が慶太のために場所を開ける。
「もうひとつ、疑問があるんです」