この小説の続きを探しています。
慶太がパソコンを調べている間に香は『永遠の本』を開いて男性に見せた。
「表紙や作者の紹介ページだけこんなに劣化しているのはどうしてなんでしょうか?」
「本当だね。他のページはまだ新しいのに、不思議だな」
男性が首をかしげて劣化したページを見つめる。
「表紙と作者だけはすでにできていたけれど、中身だけできていなかったってことかな?」
男性のつぶやきに香がハッと息を飲んだ。
この本は最近行方不明になった子たちのことが書かれている。
だから中身だけは新しいんじゃないか?
つまりこの本は今でもずっと書かれ続けているということだ。
そう気がついた途端、本を床に落としていた。
手に持っているとなにかに取り憑かれてしまいそうに感じられた。
「これって日記じゃないですか!?」
声を上げたのは慶太だ。
パソコン画面を見ると、ワードが立ち上がっていて半年前の日付が書かれている。
「それ、花月がいなくなった日付だ!」
男性が画面を食い入るように見つめる。
「表紙や作者の紹介ページだけこんなに劣化しているのはどうしてなんでしょうか?」
「本当だね。他のページはまだ新しいのに、不思議だな」
男性が首をかしげて劣化したページを見つめる。
「表紙と作者だけはすでにできていたけれど、中身だけできていなかったってことかな?」
男性のつぶやきに香がハッと息を飲んだ。
この本は最近行方不明になった子たちのことが書かれている。
だから中身だけは新しいんじゃないか?
つまりこの本は今でもずっと書かれ続けているということだ。
そう気がついた途端、本を床に落としていた。
手に持っているとなにかに取り憑かれてしまいそうに感じられた。
「これって日記じゃないですか!?」
声を上げたのは慶太だ。
パソコン画面を見ると、ワードが立ち上がっていて半年前の日付が書かれている。
「それ、花月がいなくなった日付だ!」
男性が画面を食い入るように見つめる。