愛を知って涙に幸あれ。
そうだよね、家族だもんね。
お兄ちゃんだって、よく上裸で家の中ウロウロしてたし。
これから幹ちゃんとは長い付き合いになるんだから、見慣れておかないとね!
幹ちゃんの自分の家でもあるんだから、リラックスして過ごしてほしいし!
そう思い、わたしは顔から手を下ろした。
そして、目の前に居る幹ちゃんの姿を見た。
「ん゙ー、、、Tシャツなら、せ、洗濯するのに洗濯機の中に、イレチャッタヨ。」
「あー、ならいいや。洗濯してくれようとしたのか?」
「うん、、、」
「ありがとう。」
そう言って、幹ちゃんがお兄ちゃんの部屋に行こうとしたので、わたしは「幹ちゃん!」と呼び止めた。
幹ちゃんは「ん?」と言いながら足を止め、振り返った。
「幹ちゃんの上半身を見慣れないといけないなら、幹ちゃんもわたしの上半身見慣れないといけないよね?!」
わたしが照れながらそう言うと、幹ちゃんは「えっ?!」と驚き、「いや!それは話しが変わってくる!」と珍しく焦っていた。
「だって!家族だったら、」
とわたしが言い掛けると、後ろからカサッ、ポトッと何かが落ちる音がした。
え?何?
わたしが振り返って見てみると、さっきお兄ちゃんにお供えしたメロンパンが床に落ちていたのだ。