愛を知って涙に幸あれ。
えっ、、、?
白浜さんの予想外の言葉に固まるわたし。
白浜さんは「良い案だと思わない?」と微笑んだが、その笑みにどこか恐怖を感じ、わたしはゾッとした。
何でだろう、、、
白浜さんの目の奥が怖い、、、
「えっと、、、でもぉ、、、」
「今までお兄さんと暮らしてるって聞いてたから、なかなか言いづらかったんだ。でも、お兄さんが居ないなら、、、ねっ?」
白浜さんは前のめりになり、そう言った。
わたしは、椅子に座ったまま一歩下がり、白浜さんと距離を取った。
怖い、、、どうしよう、、、
「一緒に暮らしていれば、新星さんも僕のことを好きになってくれるよ。だからさ、」
と白浜さんはわたしの方に手を伸ばしてきた。
社内には、わたしと白浜さんしか居ない。
誰も助けてくれる人が居ない。
どうしよう、、、っ、、、
すると、わたしのバッグの中でスマホが振動し始めた。
わたしはハッとし、「あ、すいません。電話みたいです。」と言い、慌ててバッグの中からスマホを取り出した。
着信相手は、幹ちゃんだった。