愛を知って涙に幸あれ。

え、、、?幹ちゃん?

幹ちゃんはわたしの頬に触れながら、「俺が怖いか?」と訊いた。

わたしは突然のことで驚きながら、幹ちゃんを見つめていた。

「怖いなら、ハッキリ言ってくれ。」

幹ちゃんの言葉にわたしは首を横に振り、「怖くない。」と答えた。

すると、幹ちゃんはわたしとの距離を詰め「これは?」と訊いてきた。

「、、、怖くない。」

そして、鼻が触れそうになるくらいまで顔を寄せた幹ちゃんが「これは?」と訊く。

わたしはその距離の近さに照れながらも「怖くない。」と答えた。

「優莉、、、このまま、キスしていい?」

幹ちゃんの言葉にわたしはゆっくりと頷き、目を閉じた。

すると、幹ちゃんはわたしにそっと唇を重ね、短いキスをしたあと唇を離し、わたしたちは鼻が触れる距離で見つめ合い、そしてお互いに照れ笑いを浮かべた。

「お兄ちゃんに、見られてないよね?」
「車の中なら大丈夫だろ。優莉とのキスは、車の中限定だな。」
「でも、他の人に見られちゃうかも。」
「他の奴なんて知らねーよ。そんなの関係ない。」

そう言うと、幹ちゃんはわたしの首の後ろに手を移動させ、親指で頬を撫でたあと、もう一度わたしにキスをした。

二度目のキスは、さっきよりも長く深かった。

唇が離れたあと、わたしは「わたしのファーストキス、幹ちゃんだよ。」と言った。

幹ちゃんはわたしの言葉に嬉しそうに微笑みながら「そんな可愛いこと言われたら、その先もしたくなるだろ。」と言った。

「え!ここはダメだよ!」
「分かってるよ。その前に、優莉の上半身見せてもらえるようにならなきゃな。」

幹ちゃんはそう言って、ハハッと笑っていた。

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