愛を知って涙に幸あれ。
そして、わたしは幹ちゃんに「出来るだけ早く帰れるように頑張るから。」と見送られ、紺野社長が呼んでくれたタクシーに乗り、帰宅した。
一人で帰宅して、静かな家に入ると、やはり寂しさを感じる。
幹ちゃんが残業だから、今日はわたしがご飯作って待ってなきゃ。
そう思い、お米を研いで炊飯器にセットしたあと、わたしは冷蔵庫を開け、余っている食材を確認した。
「挽き肉、玉ねぎ、人参、、、あ、カレーのルウが半分残ってるから、カレー作ろう。」
そう独り言を言いながら、わたしは食材を出していった。
そういえば、お兄ちゃんのカレーの作り方、、、何か入れてたよね?
確か、、、コンソメと、、、バジル?だっけ?入れてたような、、、
わたしはお兄ちゃんがカレーを作っていた時の事を思い出しながら、カレーを作った。
「よし、出来た!あとは幹ちゃんが帰って来るのを待つだけ。洗濯機回しちゃおっかな。」
一人だと、なぜか独り言が増えてしまう。
やっぱりわたしが寂しがりやなせいだからだろうか。
すると、玄関のドアが開き、閉まる音がしたと思うと、「ただいま。」と幹ちゃんの疲れた声が聞こえてきた。
「おかえり〜、お疲れ様!」
わたしは洗面所から顔を出し、玄関で靴を脱ぐ幹ちゃんに向かって言った。
幹ちゃんは急いで帰って来てくれたのか、少し息があがっていて、「遅くなってごめんな。」と言い、わたしの方へ歩み寄って来ると頭にポンッ手を置いた。